多発性肝転移
予後-1年

じじぃが紙に書くのを淡々と見ていた。
癌と言われた時も、転移していると言われた時も
涙の1滴も出なかった。
我慢しているのではない、出ないのだ。
いっそ、わんわん泣いた方が楽になれるのかもしれないんだけどね。

20年前、母の病気の診断が出た時、
「慢性骨髄性単球性白血病」と紙に書かれたのを見て、
全身の血を足の裏から掃除機で抜かれるようなショックを受けた。
でも今回は自分の癌だった訳だけど、事前に調べてたし、
九分九厘「黒」だなと感じていたので、やっぱりね、って。
どこかの誰かが「様を見ろ」とほくそ笑んでるような気がして妙に悔しい感じ?

なんだかね、ちっとも可愛くないね(^^;;;

余命一年と言うのは、友人知人にとってもショックな数字のようで、
思わず涙ぐむ友に、とっても申し訳ない気持ちになると同時に、
私の事を思って涙して下さる感情に、感謝の気持ちでいっぱいになる。

でも、その余命は、母のように1~2年後にはと言われて
4ヶ月で亡くなってしまう人もいれば、何年も頑張ってる人、
病気を跳ね返して治癒してしまう人、そう言う人もいるんで、
自分次第だと思っているから悲観はしていないし
まだまだ死ぬ気はしていない。

癌は、「さよなら」が言える病気だ、と言う事を聞いた事がある。
確かに、車に突っ込まれたり、乗っていたバスが事故ったり、
誰でも良かったからと言って殺されたりと、
朝元気に笑っていた人が帰って来ない事もありうるのだから、
ちゃんとさよならが言えると言うのは、ある意味ありがたいのかも知れない。

だったらちゃんと、お礼とさよならを言っておこう。

皆さま、今回の転移騒動に限らず、知り合ってからずっと、
本当に色々ありがとうございました!m(__)m
無礼も我儘も迷惑かけた事も全部含めて受入れて下さってありがとう!
言い尽くせないほど、感謝!感謝!の気持ちでいっぱいです。
そして、またいつか、あの世でお会いする日を楽しみにしています!
(「さよなら」と言う言葉は、好きじゃないので使ってませんし
 本当に最後の時が来ても使いませんので、これがお別れの言葉です)

お別れは済みました。

そしてこれからは、どこぞの町にでもある、
いつまでたっても終わらずに閉店セールをやってるお店のように、もう死ぬかも
しれんから、と言いつつ生き延びてやろうと思います!( ̄ー ̄)フフフ…

転移が分かってすぐに組長に言われました「死ぬ死ぬ詐欺」だと(^^;;;
そんなに元気でどこに癌があるかわからんわ!
私の方がヘロヘロやで!あんたは死ぬ死ぬ詐欺だ!訴えるよ!ってね(笑)

そうか!じゃぁ「喧嘩上等」
癌に売られた喧嘩、買ってやる!
死ぬ死ぬ詐欺で訴えられるぐらい、生きてやろうじゃないの!


喧嘩上等と言う事で19の時のヤンキーコスプレざます!
後ろの車は私の車ですが、暴走族じゃないよ~(笑)

と言う事で、次回ワタクシに会った時は
「あんた、死ぬ死ぬ言うて、まだ生きとんのかいな!」
と言ってやってください!
関西弁で言って頂いた方がが雰囲気あると思います(笑)
関西弁と書いたのは、漫才のボケとツッコミを
イメージして思い切りつっこんでいただこうと思ったから~(笑)

これが今の私には、一番の誉め言葉なんじゃないかと(^^ゞ

先ずは余命の1年を最初の目標に頑張ります!
治療始まったばかりで、きっとこれからはもっともっと大変だろうけど
やるしかないし、皆さんから元気玉もらってるんで大丈夫だぁ~!
元気な時はブログやtwitter、mixiでまた発信しますね~
1年生きてても、マジで詐欺では訴えんといてや~σ(^◇^;)

あー!なんかスッキリした!O(≧∇≦)O


とりあえず残しておこう!こはだと未だ毛の抜けてない私σ(^◇^;)