去年の暮れ、訃報を知らせてくれたEちゃんと一緒に、
Hちゃんのお家へ、お参りに出かけてきた。

Hちゃん、Eちゃんとは、二十歳そこそこの頃、
やんちゃに遊びまくった仲である。
彼女達の結婚、出産、引越し等々で、離れ離れになり、
私も関西に引っ越してしまった事で、なかなか連絡も取らなくなった。
唯一の年賀状が、引越し先不明で返って来てしまったのだけど、
なんかあったら、実家とかには連絡がつくものだと鷹をくくっていた。

それは突然のメールだった(2007/11/3の「便りの無いのは・・・」参照)
Eちゃんは、昔やっていた店の名前を頼りにネットで探しまくってくれたらしい。
彼女が探してくれなかったら、今もHちゃんの死を知る事はなかっただろう。

華やかで太陽のようなHちゃん。暗い事は大嫌い。
みんながさめざめ泣くような葬式はしないでくれと言ったらしい。
彼女らしい。

と言う事で、ピンクのモエのシャンパンを彼女に捧げ、
お母さま、娘さん、Eちゃんの4人でお話をして、彼女を偲んだ。
高校生になるお嬢さんがいるんだもんなぁ、20代の彼女しか
思い出せないので、なんだか信じられない感じ。

そして、1時間ほどお話をしてから、Eちゃんと思い出のお店
ピルゼン(plsen)へ向かい、懐かしさの中、思い出話でビールを飲んだ。

昔からのメニュー、あの頃飲んだ、食べたものでもまた、昔が蘇る。

「ごめ~ん、お待たせ~~」と、今にも彼女が入ってきそうだね。

うん、私らの中で、Hちゃんはまだ生きているのだ。