パオ嬢が亡くなった時、猫友の1人が「パオちゃんが脱走した時、
海苔を振って呼び戻そうとしたんだよね」ってエピソードを覚えててくださって、
そう言えば、色んなエピソードがあったなぁと思い、ちょっとだけ聞いていただきたくて
記事にしようと思いました。

19年前、母猫に連れられて、月夜の晩、ヨチヨチ歩きで家の中庭にやってきた
ケマ、パオ、クリリン。
クリリンはすぐに亡くなってしまいましたが、ケマ&パオはこんなに長生きしてくれるとは
思わなかったです。
良い思い出をいっぱいくれました(#^_^#)

猫を飼った事がなかったもんですから、外中自由に出入りできる猫でした。
なので、ありとあらゆる獲物を持ってきます(笑)
特にトカゲと蝉はお気に入りで、ケマ嬢なんかは獲物を加えて鼻歌歌いながら
帰ってくるんですよ(なんかね、鼻歌歌ってるみたいに鳴きながら帰ってくるの)。
夏は、「今日は蝉がうるさいなぁ」と寝ぼけ眼で目を覚ますと
枕元に蝉が置いてあったり(+_+)
おかげで、家の庭は、獲物たちの死骸がいっぱい埋まっています(^^;;;

一度パオ嬢は、トカゲの逆襲にあって、顎に噛み付かれて、
「うわ~ん!かーにゃん、取って!!」ってな情けない顔で
私を見た事がありました。

そして極めつけは、ケマ嬢です。
雀さんの子供が飛行練習?に失敗したようで、隣の家の壁に激突して落ちました。
それを見たケマ嬢、脱兎のごとく駆けつけ、それを咥えてやってきました。
私が、「ケマちゃん、そ、それ離してあげて。雀さん、可哀想だし」とかなんとか
説得を試みましたが(^^;、通じるわけも無く、雀を取られると思ったのか?
なんとケマ嬢は、私の目を見ながら、その雀を踊り食いしてしまったのです(T^T)
ほとんど獲物を食べる事は無かったので、娘が非行に走った親の気持ちが分かるようでした(^^;;;

そして、奈良に引っ越す当日まで、実はケマ嬢ずっと家出をしていたんです。
家では病院の処方食(当時FUSを患ってました)だったもんですから、
どこかで美味しいご飯をもらえるようで?2~3週間帰ってこなかったんですよ。
警察、保健所、ゴミ処理センター、動物愛護センター、ありとあらゆる所に
電話をかけましたが、消息は分からず、、、
今日帰ってこなかったら諦めるしかないなぁと思っていた所にひょっこり帰ってきました。
これもホントに運命と言うか、彼女との縁ですね。

引っ越した当初は、自由猫から室内飼い、しかも狭いアパートだったもんですから、
1ヶ月朝な夕な鳴き続けられ、睡眠不足になりました。
一軒家にやっと引っ越す事が出来た時、また鳴いて大変な事になるかな?
と思ったのですが、なんと!何の文句も出ず、2匹して出窓がお気に入りになってくれました。

まだまだ、思い出すと色々あるのですが、この辺で。
見てくださってありがとうございましたm(__)m
今ねぇ、ケマ嬢の為に買って残っちゃったお刺身の切れ端とか冷凍してあるんだけど、
それをヅケ丼にして食べたりしております。
「ケマ嬢の残り物丼(^^;;」

ケマ嬢を思い出しながら美味しく頂いております(^^ゞ

そして、コメントのお返事にもチラッと書きましたが、
首があんまり酷いので、病院へ行って来ました。

飲み薬、塗り薬を処方され、薄皮を剥ぐようですが、良くなってる感じです。
ご心配かけてすいませんm(__)m

最後に、組長の叔母様が「畑におってん」とポケットから出したのがこの子(^^;;


「どう?寂しいやろ?飼わへん?」と言われましたが、
まだ、次の子を迎える気持ちにはなれなかったので、丁重にお断りしました。

でも大丈夫!この子は会社で契約しているトラックドライバーのおにーちゃんちに
もらわれて行きました(^^)v